哲学、思想、倫理学の違いを医療者の立場から考えてみる

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2024/6/26

目次
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     早速ご質問を頂きましたので回答させていただきます。今回は、言葉の定義にかかわる疑問です。
    哲学、思想、倫理学の違いがわかりません。
     筆者は哲学や倫理学の専門家ではないので、その厳密な相違を学術的に論じることは困難です。ただ、これまで哲学や思想については継続的に学んできた経緯があります。
    【参考】哲学とは何か?医療者が哲学を学ぶとはどういうことか?
     EBM(Evidence-Based Medicine)の実践において、エビデンスを適用しようと意図したときには、エビデンスに示された事実を解釈する必要があります。また、臨床判断とは、事実に対する医療者の解釈を、患者の価値観と統合させる営みに他なりません。
     解釈や統合において、エビデンスに示されているような反復可能な知(一般的に自然科学と呼ばれる知識)だけでは不十分であり、反復不可能な知(一般的に人文科学と呼ばれる知識)が必要です。
    【参考】エビデンスとは何なのか? 「エビデンス」という言語表現を考察するための視座と重要論点
    【参考】現象を救うのはエビデンスか、あるいは詩人か?
     哲学や倫理学、あるいは思想は、反復可能な知というよりはむしろ、反復不可能な知に属するものだと思います。これらは、その概念の多くを共有しているだけでなく、文脈によっても論じられる範囲が異なるように思います。  この記事では、医療という文脈において、哲学、倫理学、思想を考察してみたいと思います。

    哲学とは何か……

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