nested case control studyでincidence rate ratioを計算できる理由は?

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2023/3/8

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 早速ご質問を頂きましたので回答させていただきます。今回は研究デザインに関するご質問です。
ネステッドケースコントロールスタディではOdds Ratioではなくincidence rate ratioを計算できるのはなぜでしょうか。全体としてはprospectiveですが、やっていることはcase-control studyのような気がするのですが。
 近年、国家規模の大規模データベースを用いたnested case control studyが盛んにおこなわれるようになっているように感じます。この研究デザインの特徴は、症例対照研究とコホート研究、双方のメリットをバランスよく統合した点にあります。incidence rate ratioによる評価が可能であることも、このような研究手法上の特徴に起因しています。
 この記事ではnested case control studyの基本的な方法論や、評価指標にOdds Ratioではなくincidence rate ratio用いる理由を解説します。

nested case control studyの基本的な方法論 

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