レプリコンワクチンの有効性と安全性に対する評価者バイアスという視点

レプリコンワクチンの有効性と安全性に対する評価者バイアスという視点

【★☆☆(入門)】コスタイベ筋注の安全性をめぐる諸問題と情報吟味に与えたバイアスの影響

2024/10/16

目次
     新型コロナウイルス感染症の予防接種に導入されたコスタイベ筋注(レプリコンワクチン)ですが、インターネット上では安全性を懸念する主張が飛び交っています。  そのような中、製造販売元のMeiji Seikaファルマは、コスタイベ筋注に対して根拠なき批判を繰り返す団体について、名誉毀損で提訴する方針を明らかにしました日本経済新聞.2024.10.8
    【参考】新型コロナウイルス感染症予防接種に導入されるレプリコンワクチンへの懸念に対する懸念!?
     コスタイベ筋注は、従来型のmRNAのワクチンよりも少ない有効成分量で、高い中和抗体価を維持できると考えられています。実際、同ワクチンの接種により、中和抗体価の上昇が、6ヵ月間にわたって持続することが確認されています(Oda Y, et al.2024;PMID: 38310906)
     そのような中、コスタイベ筋注の効果持続について、12か月にわたる追跡調査の結果が、Lancet Infect Dis誌に掲載されました(Oda,et al.2024; DOI: 10.1016/S1473-3099(24)00615-7
     今回の記事では、従来型のmRNAワクチンとコスタイベ筋注の長期的な感染予防効果を比較したうえで、コスタイベ筋注の安全性をめぐる問題について、情報の吟味という視点から考察してみたいと思います。

    従来型mRANワクチンとコスタイベ筋注の比較

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