新型コロナウイルス感染症に対する次世代mRNAワクチン、いわゆるレプリコンワクチンについて、一般社団法人 日本看護倫理学会が、2024年8月8日付で緊急声明を公開しています。
問題提起されたワクチンは、MeijiSeikaファルマが製造販売を行うSARS−CoV−2 RNAワクチンであり、商品名はコスタイベ🄬筋注用(以下、コスタイベと称します)です。
本剤は、脂質ナノ粒子に封入された自己増幅型(Self-amplifying)メッセンジャーRNA(sa-mRNA)を含有しており、SARS-CoV-2に対する免疫応答の誘導作用を有します。
今回の記事では、コスタイベの概要や、有効性や安全性に関するエビデンスを整理したうえで、同ワクチンに対する日本看護倫理学会の緊急声明の内容について考察してみたいと思います。