アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFXプレミアム」に”プレミアム”な価値はある?

アレルギー専用鼻炎薬「アレグラFXプレミアム」に”プレミアム”な価値はある?

【★☆☆(入門)】プエソイドエフェドリンの有効性および安全性に関するレビュー

2024/1/31

目次
     エスエス製薬株式会社(東京)は、2024年1月22日付のニュースリリースにおいて、アレルギー専用鼻炎薬 「アレグラFXプレミアム」を新発売すると発表しましたエスエス製薬株式会社.2024.1
     アレグラFXプレミアムは、第2世代抗ヒスタミン薬であるフェキソフェナジンに加え、鼻粘膜のうっ血を除去することで鼻閉の改善が期待できるプエソイドエフェドリンを配合したアレルギー専用鼻炎薬です。同薬は1錠中にフェキソフェナジン30㎎プエソイドエフェドリン60㎎を配合しており、医療用医薬品として販売されているディレグラ配合錠と同じです。そのため、現状では要指導医薬品に該当しています。
     2023年3月に、ディレグラ配合錠の「劇薬」及び「処方箋医薬品」指定解除がなされたことで、同薬のスイッチOTC化が実現したと言っても良いかもしれません(LTLファーマ株式会社.2023.3。もっとも、アレグラFXプレミアムの製造承認取得は2022年11月28日であり、多様な利害関係者の様々な働きかけの存在を邪推してしまうのは筆者だけでしょうか。
     同薬の承認が決定された薬事・食品衛生審議会 要指導・一般用医薬品部会の議事録には以下のような発言が記録されていました厚生労働省. 2022年11月28日;太字強調は筆者による)
    プレミアムというような付加的な名称は今後は十分検討していただくということ、それから使用に関して、患者さんあるいは来店者に対する十分な説明、鼻づまりにもっと効くというような安易な誘導を行わないということを、薬剤師の先生方には徹底していただくような制度をこれから検討していくことで、この医薬品は承認を可としたいと思います。
     結局のところ、プレミアムというような名称が明確に打ち出され、一方で安易な誘導を行わないような制度設計についてはボンヤリしている印象は否めません。プソイドエフェドリンに係る規制は、厚生労働省告示第二百五十二号を根拠とした「濫用等のおそれのある薬品」くらいなものでしょう。
     はたして、プソイドエフェドリンが追加されたことで、アレグラFXに”プレミアム”な価値が付与されたのでしょうか。この記事では、鼻炎に対するプエソイドエフェドリンのリスクとベネフィツトについてレビューします。

    侮れない!?プエソイドエフェドリンの効果

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