エビデンスが示している統計学的な数値には、強い暫定性が付きまとっており、常に訂正可能性を有しています。システマティックレビューを行ったとしても、そのメタ分析結果でさえ、新規に報告されたランダム化比較試験の結果によって覆ることもあります。
メタ分析の結果がいつまで更新されるべきなのかについては、Trial Sequential Analysisという方法論の解説記事でも言及しておりますので、本記事と合わせて参照いただけましたら幸いです。
【参考】メタ分析の試験逐次分析（Trial Sequential Analysis）ってなんだ？
今回の記事では、最新の統計学的データが利用可能になった場合、システマティックレビューが更新されることで、介入効果の推定値にどのような影響が及ぼされるのかを考察します。
