交絡因子と共変量の違いは何ですか?

交絡因子と共変量の違いは何ですか?

疫学における交絡と中間因子、共変量との違い

2022/8/9

 僕が共同代表を務めるNPO法人アヘッドマッでは、定期的にEBM研修会を開催しています。主に、医学論文を初めて読む方を対象に、基礎統計や研究デザインに関するレクチャーと、論文の批判的吟味を体験していただくコンテンツです。先月の研修会では、コホート研究の論文をテーマにワークショップが行われました。
 コホート研究の結果を議論する上で重要な概念が交絡(confounding)です。一方で、観察研究の論文を読んでいると、しばしば共変量(covariate)という言葉に遭遇します。どちらも似たような概念なので、あまりに気に留めないことも多いと思いますが、先月の研修会で、「交絡因子と共変量の違いは何ですか?」というご質問を頂きました。この記事では、交絡と交絡因子、そして共変量との違いについて解説したいと思います。

交絡の歴史とその概念 

匿名で質問やリクエストを送る

※登録・ログインなしで利用できます

記事をサポートする

記事をサポートする

感謝・応援の気持ちのチップを送ることができます。 Medical Writing Worksの継続運営を支えましょう。

※登録・ログインなしで利用できます

メールアドレスだけでかんたん登録

  • 新着記事を受け取り見逃さない
  • 記事内容をそのままメールで読める
  • メール登録すると会員向け記事の閲覧も可能
あなたも Medy でニュースレターを投稿してみませんか?あなたも Medy でニュースレターを投稿してみませんか?