【前編】の記事では、プレゼンティーイズムがもたらす経済的な影響や、プレゼンティーイズムに関連する代表的な疾患について、主要な研究論文をレビューしました。
一般的に、プレゼンティーイズムは、ネガティブな概念として捉えられることが多く、アブセンティーイズムと並んで、健康経営に関する取り組みの指標として用いられます。
むろん、プレゼンティーイズムが健康面や経済面で多大な負担を強いることは事実でしょう。しかし近年では、プレゼンティーイズムを肯定的な視点で論じた定性的な研究も報告されています。後編では、プレゼンティーイズムを中立的な立場から考察したいと思います。