2024年4月23日付で、第一三共ヘルスケアはロキソニン®Sハードゲルを新発売すると発表しました(2024.第一三共ヘルスケア)。規制区分は第2類医薬品、剤形はハードゲルとなっています。
日本初のロキソプロフェン配合ハードゲル製剤を謳う本剤ですが、外用液のように液だれせず、軟膏剤やクリーム剤のように手を汚すことなく患部に塗りこむことができる点は、使い勝手の面から大きなメリットと言えるかもしれません。
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ロキソニン🄬Sハードゲルの商品画像(第一三共ヘルスケア公式ウェブサイト)
ロキソニンブランドで展開されているロキソプロフェンの外用製剤は、テープ剤、パップ剤、ゲル剤、ローション剤に続いて5剤目となります。
ロキソニンSハードゲルの製品パッケージには「つらい痛みの芯まで直接浸透」などと書かれていますが、そもそも「痛みの芯」って何でしょうか。痛みに根っこのようなものがあるんですかねぇ。それに「直接浸透」ってちょっと意味不明です。直接作用させたいなら、経口製剤で良いのではないかな……なんて思ったりします。
そこで今回の記事では、外用剤における剤形の違いと薬効の際に関する一般的な考え方を整理したうえで、疼痛に対するロキソプロフェンの優位性を考察したいとい思います。